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俺が7月の旅に出た時お前の存在を知ったんだ
ただただ心臓を揺らす鼓動を刻んでくれてれば良いそれだけを願った
高い靴も時計も鞄も服も望まない
母ちゃんはお前を何より欲しがったんだ
早くお前に会いたくて会いたくて聴診器をあて
お腹に話しかけたお前は応えるように動いてみせて
その瞬間はあっという間に訪れたんだ
悶え苦しむ母ちゃんに
「がんばれ!がんばれ!がんばれ!がんばれ!がんばれ!がんばれ!」
「ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!」
声を掛け手を握り腰をさすって
雄叫びが上がった
初めてお前の声を聞いた俺は自然と涙が涙が溢れた
この腕の中で抱いた小さな小さなお前は
未来に向かって鼓動を刻み始めたんだ
時は流れ流れ人も又終わりが来るもの
その時が来たら分かれば良い
お前が産まれた意味を分かってくれたか?悔しさを力に変えているか?
今お前は俺のギターで歌を歌っているか?大きな壁に打つかっているか?
躓いても躓いても立ち上がっているか?
生きる苦しみ悲しみ喜び噛み締めているか?
人様に迷惑は掛けてはいないか?愛すべき人は居るか?
心から通じ合える友は居るか?
人の痛みが分かる男に成っているか?
お母さんを大事にしているか?
挫けそうになったらこの歌を聞け
生きる意味を失いそうになったらこの歌を歌え
大丈夫 大丈夫
春に生まれた鼓動は強く優しく温かく
生きろ 生きろ 生きろ 生きろ
生きろ!!!
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